実の親と暮らせない子

日本福祉大学準教授堀場純矢さんの朝日新聞掲載の記事を読みました。

 

日本は子供を守り育てることへのあるゆる公的支援が手薄で、個人や家族の持ち出しや努力に頼ったままだそうです。虐待の要因の5割が経済的困難と不安定な就労にあるとの調査結果も出ています。

 

しかし子供への虐待防止や自立支援など社会的養護にかける予算は世界的に見てもかなり少ないのが現実です。日本では非正規雇用が増え、雇用保険の給付も少ない上に、子供の一時預かりや親への家事・育児支援も少ないため待遇が悪くても時間の融通の利く不安定な仕事を選ばざるを得ない。生まれた環境による格差を縮める為にも子供や家庭に対する政策全体を見直すべきだと述べています。母の家では産前産後の家事サポート事業など子育て中の家族を支援するサービスを実施しています。予算は制限がありますが、宇佐市からの支援金もあり少しづつ利用は増えています。潜在するニーズはもっと多いはずです。公的資金が増え、もう少し低予算でサービスが利用できれば、子育て中のママもイライラせずに心と身体を休めながら日々を過ごせることと思います。

 

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